飯田真人 IIDA Masato
主な研究は、中学校や高等学校での美術・工芸教育の方法や教材開発等、美術館でのワークショップなどの実践を基に幼児期における美術鑑賞と造形活動をつなげる活動などです。こうした研究から造形教育や美術・工芸教育の社会との関わりや今後の教育の在り方について考察しています。また、木を使った立体造形などの作品制作や発表も行なっています。
関連サイト:http://newmodel.s2.bindsite.jp/index.html
吉田雅子 YOSHIDA Masako
染織という、広大で深い海を航海しています。ダイナミックな大航海時代を背景に世界に貫流した染織品の行方を、主にヨーロッパ、中国、日本を中心に追いかけています。このような古い染織品から現代のテキスタイル・デザインまで幅広く視野に入れ、染織という一つの窓を通して、人間の長い営みとその行方を見つめてゆきたいと思います。テキスタイルが好きな方、この豊かな世界にふれてみませんか? 一緒に勉強しませんか?
個人のWebページ:https://researchmap.jp/read0193136/
加須屋明子 KASUYA Akiko
近現代の美術、とりわけポーランドを中心とした旧東欧地域の状況に大変興味を持って調査を続けています。同時に、社会において芸術の担う役割について注目しつつ、考察を行っています。現代社会の様々なひずみ、矛盾についていち早く察知し、問題提起を行うのは芸術家たちであり、そうした作家を紹介することを通じて表象文化の重要性を積極的に見出してゆきたいと思います。
田島達也 TAJIMA Tatsuya
- 役職:教授
- 専攻:総合芸術学
- 専門:日本美術史、特に近世絵画史
京都は文化財の宝庫ですが、絵画については京都御所や二条城のような御殿や大小の寺院の様々な障壁画が注目されます。京都のいいところは、そこに描かれる何百年も前の自然や季節感・行事が、別の世界ではなく今なおここにあると実感できることでしょう。また、本学の芸術資料館では100年以上も前から学生たちが制作に苦闘してきた作品や資料を見ることもできます。歴史と地続きの街、京都で美術を学ぶ楽しみを多くの方と共有していきたいと思っています。
礪波恵昭 TONAMI Keisho
- 役職:教授
- 専攻:総合芸術学
- 専門:日本仏教彫刻史
日本の仏教彫刻史全般について様式史を中心に研究しています。京都は仏教文化の中心地として長い歴史があり、多くの優れた仏像を伝えています。それらを身近に見ることができる京都芸大は、仏教美術の研究に相応しい大学といえます。日本の仏像に興味や疑問を持ち、調べてみたいと思う人は、是非総合芸術学科の門をたたいてみてください。
畑中英二 HATANAKA Eiji
- 役職:准教授
- 専攻:総合芸術学
- 専門:陶磁史・考古学
主な研究テーマは陶磁器をめぐる歴史の研究で、考古学的手法を用いています。陶磁器は後期旧石器時代以降現在に至るまで人の暮らしと密接に関わっており、陶磁器を見ることから当時の人々の文化について考えています。最近は16世紀から17世紀にかけての茶の湯との関わりについて研究を進めています。京都は様々な陶磁器を見ることができる場が多くあり、陶磁器好きにとってはたまらない場所です。ぜひ、現物を見ながら一緒に学びたいと思っています。陶磁器の他には、私が担当した発掘調査や展覧会などで関わった安土城跡をはじめとした戦国時代の城郭、古代の都市、忍者、岡本太郎などにも興味を持っています。なお、趣味(生き甲斐)はサッカーです。
深谷訓子 FUKAYA Michiko
オランダ17世紀の絵画を中心に、西洋美術史の研究をしています。京芸に赴任する前は、尾道市立大学の美術学科に勤務していました。美術作品を観ること、美術にまつわる言葉を味わうことの楽しさや喜びを多くの人と共有していけたらと思っています。西洋美術史にはどうしても語学が必要ですが、語学習得に関しても、一緒に切磋琢磨していきましょう。
竹浪遠 TAKENAMI Haruka
中国の絵画は古代以来の伝統があり,その造形は学べば学ぶほど奥深く,多彩で魅力に満ちています。日本の文化にも大きな影響を与えており,関西には優れた作品も数多く伝えられています。山水画や水墨画,画中に書された題賛など,難しそうと思われるかもしれませんが,目を向けさえすれば東洋人が培ってきた感性や知恵に気づかされるでしょう。
砂山太一 SUNAYAMA Taichi
- 役職:特任講師
- 専攻:総合芸術学
- 専門:先端デザイン
先端技術を応用したデザイン・現代美術領域における表現・理論の研究をしています。また、個人の制作・研究以外に学際的なコラボレーションをとおして、領域横断的な芸術活動の可能性を探求しています。