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芸研日誌

芸研日誌

2019年11月14日

肴に甘味を

先日、芸研にこの秋中国から留学された馬さんお二人の歓迎会をしました。芸研での飲み会は夏休み明けて初なので久しぶりな気がします。

場所は京芸生ならよく目にしたことがある「濱夕」さん。以前web班でもお世話になった割烹料理屋さんで、美味しいお魚をいただいたのとプリキュアの話をしたのをよく覚えています。今回は17名参加でお二階に上がりました。

飲みの席で話題はだいたい最近の芸祭の話から始まりますが、やはり行き着くのは「食」の話です。私の見聞きした中で芸研の方々は健啖家というより、それぞれがこだわりを持って食と向き合っているという印象です。甘党、辛党、偏食、かく言う私は甘党の口でテーマ演習は田島先生の和菓子の文化史を大いに堪能しました。おかげでおすすめ和菓子店を紹介できるくらいには成長しました。

食の話を肴に出てきたお料理はみな美味しく、四人ずつ分けながら箸を進めていました。しかし「だし巻き玉子」だけはひとつ、ぽってりと黒い器に座して配膳されました。黄色い層が「我こそ主役!」と言わんばかりに、お出汁をたわわに具えている様子を見て正に「和菓子みたいだね。」と言いながら食べていました。


そんな和菓子について最近のおはなし。この前展示用に紙を買った帰りしなに寄った道で、新しく開店した和菓子屋さんを見つけました。「和菓子いけだ」という名で、フルーツ大福が売りのお店のようです。棚からぼたもち、寄り道にフルーツ大福。さっそく苺大福とマスカット大福を買って帰りました。お茶を淹れて、姉と「新しく出来たって和菓子屋に関してだけはアドバンテージにならへんな。」とか吐かしながらひとくち。

美味しい…

普段口数の少ない我々が口を揃えました。もっちりした求肥に白あんと苺がぎゅっと詰まっているのですが、苺がジューシー!果汁がじゅわと甘い白あんに溶け込みもちっと幸せが追いかけてくる……美味。そして真っ白おばけのおなかに苺をたずさえたような断面の可愛さ!正直「苺大福」って見目可愛らしい故に人気を誇っていると斜に構えていたのですがそんなことなかったです。苺のショートケーキもあれだけ可愛いけどちゃんと美味しいもんな…と反省しました。マスカット大福も美味しかったです。けど苺の方が好きかもしれない。フルーツにこだわったお店のようなのでまた季節のものに期待できます。おすすめです。

歓迎会の話をしようと思ったのですがいつの間にか甘味の話になってしまいました。致し方ない。自分も酒の味が分かるようななりたい気もしますが、今回おつまみに鮭皮を食べて真っ先に「白いごはん」を思い浮かべた私には遠い道のようです。辛党でもなく、三度の飯より甘味。当分は甘味が私の肴になってくれると思います。


三回生 田部