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芸研日誌

芸研日誌

2020年10月15日

パラレル・ループ

院入試が迫ってきています。
こんにちは田部です。

久しぶりなので時候の挨拶をどうしようかと考えていたのですが、真っ先に浮かんだのがこれでした。どうもすみません。

そもそもこの秋は外に出ることが少なく、涼しい風が吹いているのかも分からぬまま一日を終える日もありました。いつのまにか虫の音がミンミンからリンリンに変わっていたという感じです。今が10月半ばということに驚きが隠せません。本気か?

そうこうしていると差し迫る院入試、今年はオンラインで行われます。初めてのことなので不安は大きいですが、無事受験できることを祈っています。すべての受験生に幸あれ

ふと昔の受験時代を思い出したりしました。私の一番新しい受験の記憶は大学受験です。
ここ総合芸術学科の入試には、センター試験・デッサン・小論文の3つの課題があります。当時はそれらの練習問題をただひたすら繰り返し解いていました。
1月のセンター試験が終わると、小論文とデッサン課題の繰り返し。小論文を書いて、国語の先生に添削してもらって、次にデッサンを描いて、美術の先生に見てもらって…

私立の合格発表を終えて登校する生徒が少ない校舎で、私はただ黙々と教室と美術室の往来をしていました。けれど、それは自分にとって一番幸せな時間でもありました。一日をただ文章と絵をかくだけで終えて、誰にも何も言われない。むしろこのたった2つの課題が、一日で達成すべきノルマなので、毎日を充足した気分で終えていた気がします。もともとどちらも好きなことで、しかも私は高校に競争するような受験仲間がおらず一人気ままにしていたため、なおさら楽しかったのではないかと思います。

それゆえ、当時建って5年も満たない高校の校舎に大した思い入れはないのですが、教室と美術室を往来する3Fの廊下だけは、きちんと記憶に残っています。
廊下から差し込む黄色い西日が落とす、大きなガラス窓の影を、一仕事終えた軽いカルトン片手にまたいで歩くと、「多幸感」以外の言葉が見つからないような、ふうわりした心持ちになりました。

そうした特別な変化のない毎日を繰り返していると「もしかすると、自分は少し幸福なパラレルワールドを、ループしているのかもしれない」という錯覚に陥いりました。

(残念ながらそんな日々は長くは続きませんでしたが。人生は上手くいきませんね。)

今もしも時空を超えることができるなら、この高3の冬をまた過ごしたいです。
一日を終えるとすべてがリセットされて、また同じ一日を知らぬ間に過ごす。平坦で幸せな時間。タイムワープがしたいな、とついあの曲を思い出しました。

https://music.apple.com/jp/album/time-warp-single/1530114769

あっちなみに『そうげい菓子盆選手権』は絶賛作品募集中です。楽しいものにしたいので、ぜひ皆さんのお力を借りて、企画を盛り上げたいと思います。

たいむわーぷ盆

これは例として作った盆です。タイトルはこじつけと言って過言ではない。
近々審査員の方も発表予定ですので、げいけんちゃんのお知らせもお見逃しなく!菓子盆作品、ご応募お待ちしております!

募集がなかったら、たぶんうさぎがモンスター化するので……どうか、皆さまよろしくお願いいたします。

ではまたお元気で…!