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芸研日誌

芸研日誌

2020年06月15日

無い展覧会 第6回「ホアキン・ソローリャの浜辺」

池上真奈 撰

スペインの画家であるホアキン・ソローリャ。

夏の地中海沿岸で過ごす人々を多く描いた。眩しい陽光の中で輝く波の水しぶきや水に濡れてきらめく人物の肌が印象的である。これらの作品内では鮮やかな色彩を使い、逆光線による明暗を巧みに表現している。
彼は、このような画風から「光の画家」とも呼ばれる。

また、人物や馬の頭部が画面外に切れるといった独特な構図は、まるで夏の思い出の一瞬 を切り取った写真を見ているかのように感じさせる。

作品に描かれた生き生きとした夏の風景を楽しんでいただきたい。

ギャラリーへのリンクは→こちら

1《The Wounded Foot》1909

2《After Bathing, Valencia》1909

3《Time for a Bathe, Valencia》1909

4《The Horse’s Bath》1909

5《After Bathing》1915

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Web班コメント

・まだあまり知られていない画家だけど、日本で展覧会があれば人気が出そうな気がする。美術館学芸員のみなさん、狙い目ですよ。(田島)

・みずみずしい…!確かにそこで切る?というような見切れ方が新鮮ですね。このトリミングの美学にはインスタに通じるものがありそうで、若い感性にも直接訴えかけるような気がします。目映い光の取り込み方が夏らしくていいですね……海行きたくなります泳げないけど。(田部)

・今でもこういう構図の写真たくさんありますよね、スカートや布の膨らみや光の透け感から潮風を感じます(山田)

・女性の腕の美しいラインに目が行ってしまいます。強い日差しにも負けない肌の美しさと言ったら……日焼け止めクリームの広告とか、どうですか。(北)

・紫外線が気になりますね。(畑中)

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畑中先生からバトン受け取りました、2回生の池上です。

外の空気を感じたい…海に行きたい…外出自粛期間、こんなことを毎日唱えながら過ごしていました。そんな時にWeb班特別企画「無い展覧会」の開催が決定。日頃の願いを込めて私の選ぶテーマは 「夏の海」一択!
ソローリャの描く浜辺の様子からは、今にも波の音が聞こえてきそうな夏の空気感が伝わってきます。
Web班の皆様にも先取りした夏を感じていただけてよかったです。

どの作品でも微妙な光の変化が、豊かな色彩や素早い筆致で繊細に捉えられています。特に五枚目の子供を抱く女性の顔はズーム機能を使って見てみるとかなり衝撃的です。
高度なインスタ映えを狙えそうな写真的な構図やツヤっとした肌の表現も見どころです。

少し前は徐々に暑くなってきていたのでかなり夏テンションだったのですが、つい先日梅雨入りしてしまいましたね…
ジメッとしていて偏頭痛とうねうね反抗期の髪の毛に悩まされがちな季節ですが、作品から夏気分を少しでも味わっていただけると幸いです。

畑中先生、北先輩のコメントを読んでふと思ったのですが、超美白なげいけんちゃんは日焼けするのでしょうか。一年中紫外線対策バッチリなのかもしれませんね…美白の秘訣、是非とも知りたいです…

大きな独り言をはさんでしまいました、すみません。
気になる第7回の無い展覧会は…森先輩にご紹介いただく「エピソード展」!
今までとは少し形式の異なった素敵な展覧会になっております。
次回もお楽しみに!