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芸研日誌

芸研日誌

2021年04月16日

近未来のアート市場

はじめまして。
この春から二回生になりました、大三(おおみ)です。

去年一年間は学校に行く機会も少なく、同じ総合芸術学科の中でも一度も対面したことがない人がいます。それでも、オンラインツールをうまく活用して繋がりをたくさん作っていくことはできました。今年もしばらくはそのような状況が続くとは思いますが、負けずに繋がる方法や面白いことを模索していきたいですね。

私は小さな頃から新しい技術やそれらを用いたコンテンツに興味があります。そうした身としては、実はこのコロナ禍という状況は新たな技術やコンテンツがたくさん生まれてくる重要な時代に感じています(もちろんコロナのいち早い収束を願っていますが……)

最近は「NFTアート」という分野が盛り上がりを見せていますが、ご存知でしょうか?
3月25日にVRアーティストとして活動するせきぐちあいみさんの作品が約1300万円という高値で落札され話題となりました。その市場規模は2020年に約300億円だったものが、2021年第一四半期だけで約1500億円となり、まさしく急成長中の分野と言えます。

NFT(Non-Fungible Token)とは「代替不可能なトークン」を表す言葉で、そのものの唯一無二性を示します。複製が容易なデジタルアートは本物とコピーを区別することが難しく、コレクション作品として価値をつけるのが困難でした。しかしNFTが登場したことによってネットに溢れる他のコピーとは違った唯一の「本物」と呼べる作品を公開することが出来るようになったのです。そして、NFTアートには従来のアート同様「所有」の体験が生まれ、現在のように高額で売買されているというわけです。

そのようなことをどうやって実現しているのかというと、ブロックチェーン技術を用いて所有者の履歴を改ざん困難な形で管理しています。ブロックチェーンについてここでくわしく解説はしませんが、ここ数年ビットコインなどの仮想通貨(暗号通貨)ブームで耳にした方も多いのではないでしょうか。このように暗号化技術を用いていることからNFTアートとは別に「Crypt Art」と呼ばれることもあります。

NFT市場はアーティストにとって全く新たな活動場所になっていくでしょう。まだまだサービスも、ルール整備なども発展途上ですが、期待のアート市場について自身でも調べてみてはいかがでしょうか。

4/10~4/18で開催中の『Crypt Art Fes 2021』は日本初のNFTアート展覧会で、ブラウザ上でバーチャル空間に展示された300点以上の作品を鑑賞・購入することができます。

『Crypt Art Fes 2021』|https://conata.world/caf

また、5/1~5/5に開催予定の『PROJECT EMOTION』は日本のイラストやアニメーション作品を展示するNFTアート展覧会で、こちらは4/22まで作品展示の募集も行っているそうです。過去作品可、参加費も無料なので、興味のある方は出展してみてほしいです(感想教えてくださいね)

『PROJECT EMOTION』|https://project-emotion.com/

いきなり長々と書いてしまいましたが、今回の芸研日誌はここまでとします。新年度で忙しいとは思いますが、新しいことを吸収しながら楽しく過ごせるといいですね!

それでは、これからどうぞよろしくお願いします!!